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おさがり
2008-04-10 Thu 20:26
母が亡くなって間もなく1年と4か月。
時々、元気だった母の姿や、やつれて寝込んでしまっている母の姿など、
色々思い出しては、語りかけたりしている。

母が身につけていたものなど、急に片付けるなんてこと、
姉は到底できなくて、
ずっと箪笥にしまっていたままだったのだが、
昨日実家に行った時、
「おかあちゃんが着てはった黒いお葬式用の服とか、
着れるものがあったら、持って帰ったら~?」
と、老父の介護で疲れきった顔をした姉が、ぼそっと言い出した。
母は私よりもずっと身長が低く、華奢な体型だったが、
きっと長いめの丈で着ていたであろう、黒いワンピースやスーツを見ると、
私が着ても、大丈夫なように思えた。
ちゃんとした夏用の喪服を持っていなかったので、
買う必要がなくなり、すごく助かった。

「スカーフもいっぱいあるし、選んで持って帰りや~。」と姉。
そういえば、母はネックレスなどのアクセサリーは一切付けず、
唯一スカーフだけ、飾りに使っていたのだ。
だから、誕生日プレゼントに、よくスカーフを選んだ。
箪笥の中から出てきた中に、私がプレゼントしたものがたくさんあった。
あまり外に出なくなりかけた頃にプレゼントした、小さなスパンコールの付いた黒いスカーフが、一回も使われないまま出てきた時には、胸が詰まった。
そのスカーフも含め、何枚かのスカーフが、
私のもとに戻ってきた。

「おかあちゃん。このワンピースとスーツ、それに、気に入って使ってくれてたスカーフ、
喜んで私使うわ~。ありがとう!」
と、思わず言葉が出た。

「へぇ~。おかあちゃんよりもあんたの方が背が高いのに、
うまいことサイズが合ってるやん。」
「そのスカーフ、あんたのその服に、よぅ合ってるわ。」
などと、きっとあの世から声をかけてくれるだろう。

そういえば、母が亡くなった日、私が実家へ着ていったカーディガンも、
偶然、母にもらったものだった。
あの時、母の気持ちがそうさせたのだと、
家に帰ってカーディガンを脱いでからも、ずっと握り締め、涙が止まらなかった。

母からのおさがりを身につけた時、
なんらかの母からの言葉が聞こえたら、
どれだけ嬉しいことか。。。

おかあちゃん、今度おかあちゃんのスカーフ巻いたら、
「あんた、それ、よぅ似合ってるで。」
って、聞こえる声で言ってほしい。




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久しぶりに
2007-10-31 Wed 21:00
昨日実家へ行った時、
姉が「こんなものが出てきた。」と言って見せてくれたもの。
それは、母自筆のメモだった。
内容は、、、あまり詳しく書けないけれど、
子育てについて、誰かテレビで言っていたことを、母がメモをしていたらしき紙切れだった。
「三つ叱って五つ褒める」とか、
「70点とってきたら、『今度は75点とろうね。』と励ます」とか、
「兄弟の間で比較しない。」などなど。。。

紙の新しさから見て、
恐らく、私達三姉妹が子供の頃の時に書いたものでなく、
孫達の成長の過程で、メモをとっていたように思われる。

実は私、長男の教育で悩んだことがあった。
その頃に、参考になると思ってメモしていたのかもしれない。

私達娘や孫達の成長以外、
はっきり言って特に楽しみを持たなかった母。
楽しみながらも、一緒に真剣に考えていてくれたのだ。
いつの間に、こんなメモをとっていたのだろう。
普段、字を書いているところなんて見たことがほとんどなかったので、
こんな一面があったとは、本当に意外だった。

あと1ヶ月半ほどで、亡くなって1年経つ。
最近ほとんど夢に出てきてくれなくて、
泣くこともしばらくなかったのに、
見慣れた母の自筆のメモを見て、
久しぶりに、涙があとからあとから溢れ出た。
と同時に、若かった頃の元気な母から、
晩年、そして亡くなる直前の弱っていた母の姿が次々と思い出され、
「おかあちゃんに会いたい! 夢に出てきてほしい!」
と、寝る前に思わず叫んだ。

今夜は、母が夢の中に出てきてくれるだろうか?

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去年の今頃
2007-07-27 Fri 22:10
最近よく「去年の今頃は、、、」ということを考える。
私自身のことではなく、母のこと。


去年の夏、襖や壁づたいに、自力でゆっくり歩いていた。
「きょうも暑いなぁ。」とこぼしていた。
外には一切出ていないのに。
「さっきトイレ行って、ちゃんと替えたし。」と、すました顔して言っていた。
長い時間行かず、行ってもなかなか替えなかったのに。

あまりの暑さで、きっと気持ち悪いだろうと、
姉が必死でお風呂に入れてくれた。
「きょうは入りたくない!」と、激しく抵抗していたけれど。
私も何度かシャンプーをした。
「昨日洗ったとこやのに!」(実際は洗っていない。)と、なかなか洗面所へ行こうとしなかったけれど。

9月になり、バスタブを持ってきてもらい、お風呂に入れてもらっていた母。
私の息子よりも少し年上の男の子に洗ってもらって、
「気持ちええわ~。でも悪いわぁ、こんなことまでしてもろて、、、」と恐縮していた母。

その頃は、私が帰ろうとすると、
襖づたいに玄関まで出てきて、
「自転車やろ?気つけて帰りや~。」と手を振ってくれた。
それが秋になると、玄関まででも出てこなくなった。
冬になると、ベッドの上で過ごすようになった。
それでも、私が帰る時には、必ず、
「気つけて帰りや。また来てや~。」と私の手を握ってくれた。
あまり力はなかったけれど。。。

この頃夢に出てきてくれない。
久しぶりに会いたいなぁ。
私を叱る場面でもいいから、夢の中で会いたい。

去年の今頃、
母はいったい、どんなことを考えていたのだろう?


mari.jpg

母がトイレへ行こうとすると、
いつも横に付いて、心配そうな顔をして一緒に歩いていたマリ。
母がいなくなったこと、この子はどう思っているのだろう?
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